ご注文番号:AS22603
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 左行秀造之
書斎品:『鑑刀日日抄 続』 668ページ
新新刀:上々作:筑前
鞘書:左行秀 佳作 刃長二尺三寸四分 昭和丙辰年葉月 薫山誌(花押)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。本作の出来はとしては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着銅とおそらく金無垢の二重はばき
(金無垢部分:23g)
刃長: 71.0センチ
反り: 1.5センチ
目釘穴: 1個
元幅: 3.26センチ
先幅: 2.2センチ
重ね: 0.79センチ
刀剣重量: 875グラム
時代: 江戸時代、嘉永頃
体配: 身幅と重ねがしっかりとし、初刃がしっかりと残り、健全な作品で反りが深くつき、切先がのびた体配の良い作品です。
地鉄: 板目肌良く練れて精良な地金となり、美しい肌目がよく見て取れる作品です。
刃紋: 匂口の深い煙る様な地金に直刃が入り、砂流しや金筋が良く働きます。一見すると則重を思わせる刃紋で、帽子は大きく小丸に反り、反りが深い特徴があります。
特徴: 豊永久兵衛。筑前左文字という号は東虎、江戸に出てから清水久義の門人となりました。出来の良い作品を数多く製作し、偽銘も多いとされます。出来の良さは抜群であり、刃の煙る朝霧の良さは一段と優れ、飽きのこない作品です。
葵美術より一言: 左行秀造之正真作は少なく、出来の良い作品が多くの愛刀家の注目を集める作品です。はばきは家紋が彫られた部分がおそらく18金の金無垢だと思われます。疑いのない正真の左行秀造は少なく、是非おすすめしたい作品です。本作は薫山博士の「鑑刀日日抄 続」668ページに記載されています。左行秀の中でも特に出来が良く、古刀にも紛れる出来の良さです。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳
オークション開始価格:3,000,000円(消費税、送料共)
商談中 HOLD