刀:大阪住月山貞勝謹彫同作

ご注文番号:AS20144
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(鍔:特別保存刀装具)(委託品)

銘:大阪住月山貞勝謹彫同作                  
昭和十年九月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 大阪住月山貞勝 としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み  最上研磨
はばき:金着せ一重 月山鎺
刃長:68.0センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.78センチ
先幅:1.9センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量: 580グラム
時代:昭和10年戦前
体配:身幅、重ね尋常な反りが深く付き
尋常な切先が伸びるとなる優美な体配
表には濃密な龍の玉追い龍に其の先棒樋を彫り
裏には独鈷と素剣とその先に棒樋を彫る。初刃を残す。
地鉄:綾杉肌が鮮明に刃の中にも見てとれる。
刃紋:錵出来直刃に足が所々刃縁柔らかく
細かな金筋が働く、帽子丸く刃中に砂流し金筋が働く。

特徴:月山貞勝(月山英太郎)は大正期から昭和初期にかけての
日本刀匠を代表する名匠。明治ニ年(1869)生まれ。
初代月山貞一の息子。父の名声が高く明治末年から大正初期、
四十代迄の自身銘の作は少ないが、父貞一の没後である大正十年代からは、
多くの作品がその技量を遺憾なく発揮した素晴らしい物である。
宮内省の皇室御用達の刀、伊勢神宮への奉納刀、多くの下賜刀を鍛え、
その作刀態度は厳しく真摯なものであったという。
清浄な場所で清浄な心で刀を鍛えるという信念から、
昭和十年(1935)に鍛練場を吉野山に移した。
実子のニ代月山貞一、愛媛の高橋貞次の二人の人間国宝をはじめ、多くの名工を育てた。
作風は逆がかった丁字乱れ、綾杉肌鍛などを得意とし、
相州伝、備前伝、大和伝、等全てこなす伎倆の高さは驚く程である。
特に綾杉肌と言われる月山肌は鎌倉時代からの伝統を受け継ぎ
現代に至る迄継承されている。また彫物にも非凡な才能を発揮した。
昭和十八年(1943)十二月二十四日、七十四歳で没。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に観瀑清遊図を高彫りし、金色絵をほどこす。透かす(特別保存刀装具:無銘(彦根))
縁頭:赤銅地 魚子仕立てに人物の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。
鞘:黒褸色鞘の後部に鼓を金蒔絵で描く。
目貫:赤銅地で花の文様を高彫りし、金色絵をほどこす。

葵美術より一言:本作は月山貞勝の最高傑作品で
その彫りの見事さと相まって地金の綾杉肌の美しさとバランスのとれた
直刃は最上級の出来として讃えられると思います。
昨今この様な作品はどんどんと買い上げられ
投資として今後の値上がりが期待出来るのです。
特に濃密な彫りがある点と綾杉肌である事もその理由に上げられます。
また拵えも藻唐子宗典一派の作品で鞘に描かれたつつ”みの金蒔絵もみごとです。
なお研磨は最高の出来で綾杉肌が最上級に引き出され
研磨師の精魂が込められた作品であります。
おそらく研磨は近代に行われたと考えられ最高の技術で研磨されております。

時代背景:この刀が制作された時代9月15日ナチスドイツにおいて
ニュルンベルグ法制定(ユダヤ人公民権停止・ドイツ人との通婚禁止) ウイキペディアより引用

特別保存刀剣鑑定書
特別保存刀装具鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

オークション開始価格: 2,800,000円(消費税、送料共)

落札者あり



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