ご注文番号:23430
刀:白鞘入り(保存刀剣)
銘:備前國住長船祐定作
永禄十一年二月日
葵美術正真鑑定書
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は としては 上作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重
刃長:2尺1寸8分(66.1センチ)
反り:5分5厘(1.67センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.05センチ
先幅:2.09センチ
重ね:0.7センチ
刀剣重量 640グラム
時代室町時代末期
体配身幅、重ね尋常な作品で反りが深く付き
鋒がのびた体配の良い姿をした作品。
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり映りが現れ
奇麗な肌が見て取れる。
刃紋:沸出来直刃に小足が入り葉が働き、鋒乱れこむ。
特徴:本作は俗名を切ってはおりませんが、
地鉄もよく映りが現れ、刃紋の働きにかなりの変化が見て取れ
ます。茎の目釘穴は1っ個と出来の素晴らしさを感じます。
室町時代の永禄は末期の作品とは鉄味がよく是非お勧めしたい作賓です。
葵美術より一言:備前國住長船祐定作と永禄十一年二月日とを切り分けて製作された作品で
銘は奇麗に切られ、出来も典型的な祐定の銘です。
出来の良い健全な作品ですのでどうかご購入してはいかがでしょうか。私はお勧めいたします。
時代背景:駿河と遠江二カ国の守護、今川氏真(うじざね)が、駿府今川館を、武田信玄によって
逐われたのは永禄11年(1568)12月13日、信玄と家康が相談し、今川領に同時進攻をはかった。
氏真は掛川城に逃げこんだが家康に包囲されてしまった。
保存刀剣
葵美術正真作
全身押し形 鶴田文佳