刀:(金粉銘)対馬守橘常光

ご注文番号:21253
刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘: (金粉銘)対馬守橘常光
二ツ胴落シ

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は(金粉銘)対馬守橘常光 としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典 新刀:上作:良業物:武蔵
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:69.3センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:2個
元幅:3.08センチ
先幅:2.15センチ
重ね:0.74センチ
刀身重量: 785グラム
時代:江戸時代寬文の頃
体配:銘がなく裁断銘と金で対馬守橘常光と銘を描く
身幅が広く重ね厚く反りやや浅く表裏に棒樋を彫り鋒がやや長い。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地沸がつき映りがよく現れる。
刃紋:匂口風の小丁子乱れに丁子乱れが連なり
特に中程から先にかけて激しさがあり、刃中、金筋がよく働く。
帽子、のたれ込んで先焼き詰に近い。

特徴:対馬守橘常光 は江州蒲生郡で生まれそのご日置光平などと共に江戸へと移住する。
日置市之蒸と称しのちに三郎左衛門、法名一法その刃紋は一文字を思わせる。
近江石堂と呼ばれた刀工達はおそらく光平を筆頭として江戸に移住した。

葵美術より一言:江戸時代に入り平和な時代へと移行していく時代日本刀の需要が激減していったこともあり多くの
刀工達は新たな生活を求めるために幕府が江戸へと変わったため移住を試み近江石堂一派の多くが江戸に移住していったと考えられます。
当時光平、武蔵大掾是一などが江戸に出て映りのある作品を制作して大いに評価されたに違いがありません。
特に常光、光平は一文字を彷彿とさせる作品を制作し映りのある作品は江戸ではあまり
制作する刀工がなかったためにその技術を武器として大いに評価される作品を制作したと考えられます。
本作は常光の一文字写の傑作で小丁子乱れの華やかな丁子乱れを制作しております。
刃中には砂流、金筋がよく働きさらに裁断銘が金粉銘で書かれております。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格:800,000円(消費税、送料共)

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